虫唾も肉離れ

取り留めもなさすぎる

駆け巡る虫唾

 

いつどんな時でも何かに腹を立てている人、蹴飛ばす空き缶を探している人は結構いる。そういう人たちには極力関わらない方が得策だと僕は思っている。

かくいう僕はそういった類の人たちとはまるで真反対の位置に属すると自負している(少なくとも表面上は)。


ただ某ピ氏の件について、どうもツイッターを見ていると、彼の作品の今後についての論争がごった返していた中で、どうも看過出来ないような意見も少なからず見かける。


僕は普段、特にネット上ではこういう面倒ごとには首は突っ込まないようにしているしあまり関心を寄せる方ではないんだけれど、大学の時に音楽を齧っていた事もあり、その辺のアカウントのツイートが否が応でも目に入ってくる。


そこで作品の差し止め撤廃云々以前に、「他に被害者が出てないから今回は良いだろ」「(薬物に対して)他の国なら許されてるのに」「どうして薬物がいけないのか分からない」みたいな、「そもそも薬物自体を肯定し始めちゃっている」意見がちらほら散見されてて(もっとも一つ目の「」は作品に関してだろうが、薬物の非危険性や合法性を主張しているニュアンスも孕んでいるようにもみえる)、ユーモアにしちゃあセンスに欠けるし本気で言ってるのだとしたら小学校に戻って道徳か総合学習の授業でも受けてきたらどうでしょうか、と思う。心のノートと給食エプロンと防犯ブザー忘れんなよって。


確かに僕も作品の差し止めに関して言えば、賛成反対という二択に結論づけることのできる事案では無いかと思うけれど、少なくとも薬物に対しては否定的でいなければいけないんじゃないでしょうか?(この国に住み、この国のルールに守られているうちは)


更にそれをミュージシャン(カブレも含め)が主張しているのだから、まさしくこのブログタイトルじゃないけれど虫唾が肉離れを起こす勢いで全身を駆け巡ってしまう。ダサさ極まりない。

そんな所で尖ってどうするんだよ、と。周りに被害が出てる出てないどうの、海外がどうのとかツイートしてる暇があったら一曲でも多く書いたらどうなんだと思ってしまう。


普段の人柄とか芸術的功績とか法の前では関係ないんですよ。


あなたの都合のいいと思っているルールが、いつかあなたに刃を向けることになるかもしれないという自覚を持って欲しいですね。