虫唾も肉離れ

取り留めもなさすぎる

住めば住むほどに粗が出る〜その①〜

 

賃貸のお部屋も試着感覚で、「あ、やっぱこの部屋微妙やから、ちょっとちゃうとこに住み直すか〜」みたいにひょいっと乗り換えられる無料トライアル期間的なのがあると便利ですよね。

「外置きの洗濯機だと洗濯物取り込む時に通行人と目が合うからやっぱり中置きで」

とか

「最寄りのコンビニはファミマやけど、どっちかと言えばLチキ派やからローソン近い方で」

とか…。

かく言う僕も1ヶ月半ほど前に今の賃貸アパートに引っ越したんだけど、やっぱり人と同じで慣れ親しんでくると徐々に出て来ますよね。粗って。

因みに最初に断っておくけれども、「立地は」すごくいいです。最寄り駅まで徒歩5分かからないし、歩いて3分圏内にローソンとセブンイレブン、スーパーにお弁当屋にドラッグストアに総合病院と、20代男子の一人暮らしにとってはかなりの好立地じゃないですか?(それに僕はコンビニの拘りもあまりないから2軒あるのはとても贅沢だ)(だけど欲を言えば、キャラメル入りのチョコボールが置いてあるファミマだと尚良しである)

だがしかし、一度うちの敷居をまたいでみると(物理的に)、あれよあれよと粗が露呈し始める。粗を壁で囲っているような部屋だ。

まず簡単にうちの間取りを説明するが、玄関からまっすぐリビングに向かう短めの通路的な部分があり、その通路の左手に玄関側から浴室、そしてキッチンが設けられている、至ってシンプルな一人暮らし部屋だ。ただこの解説を見て、勘のいい人、もしくはこの手の物件での生活に長けている人なら首をひねるかもしれない。そう、まずトイレの配置が少し変わっている。

大抵この手の賃貸だと、浴室やキッチンのある通路側の壁沿いにトイレが設置されているのが常だが、うちはそうではなく、トイレがリビングに面しちゃっているのである。

うちのリビングには申し訳程度に押入れスペースがあるんだけど、それと同じ要領で、トイレが設置されている(ちなみにベッドの足元に扉がある)。なのでトイレの扉を開け放して用を足そうもんなら、リビングが広々と見渡せるし、ちょっと前かがみになればテレビだってそのまま見えてしまう。別に生活する上では特に不便では無いのだけれど、あんまり気分がいいもんでもないし、来客からしたらちょっと恥ずかしいかもね(もちろん音姫なんてないし)。

ちなみに音姫といえば、こないだツイッターで「男子トイレにも音姫を設置するとしたらどんな音楽がいい?」みたいなものを見かけたけれど、僕だったら何だろうな。よくある流水音や小鳥の囀りみたいのだといやに白々しいし、大好きなスピッツでも流そうもんなら、よく分からんけれど股下がいちいちヒヤッとしそうな気がする。

ただ、エアロスミスの『I DON'T WANT A MISS A THING』(アルマゲドンのアレ)とかだと、「生還感」も相まって、サビ辺りで扉を開けて出てくるとなかなか良い演出にはなりそうだ。

 

しこたま長引きそうなので続きは次回に。