虫唾も肉離れ

取り留めもなさすぎる

飽き性のオルニチンサプリメントとして

 

 

 

皆さんはオルニチンサプリメントをご存知でいらっしゃいますか?

そう、あさりだのしじみだの何十個分もが一粒に凝縮された、あの健康食品である。

結局あの手のコマーシャルは、自らに購買意欲が全く無いせいか、最終的に何処に何がどう効くのかイマイチよくわからないまま、胡散臭さだけが妙に残ってしまいがちだ。

いや、そんなことは結構どうでもよくて。

僕が言いたいのは「飽き性のオルニチンサプリメント」こと私・前田鯖雲(ありとあらゆる「飽き性」の成分を三日三晩ぐらっぐらに煮詰めて凝縮した存在だと自負しています)がいよいよ人生3度目のブログを始めてしまったということである。

 


そう、3度目があるということは、もちろん1度目2度目があるわけだが、いずれにしても僕の飽き性の被害者A・Bなのである。僕は前科持ちで、懲りずにまた再犯を試みようとしている。

「前田の飽き性・被害者の会」なんて組合が打ち立てられて、日夜報復計画が練られているかもしれないな。

そしてそれらはまた同じくして、かなり短い期間で儚く終焉を迎えている。「蝉の儚さ」といえば聞こえはいいかもしれないが、実際は流行りもんのスマホゲームみたいな感覚で、「やってる気分」を触りだけ味わいたいがため、ガチャ引いて、そして段々ログインボーナスを貰うだけ貰うようになって、後はアンインストールである。

 


僕の飽き性はブログだけに留まらず、これまでの人生で何かを継続的に続けられたことがまずない。

今コソコソやってる詩作活動だって、一昨年の末くらいからやってるけれど、途中何度もブランクがある。長い期間で数ヶ月の時もあった。そろそろ現代詩界の冨樫先生の肩書きを掲げても、十分遜色ないだろうな。

 


例えば学生時代、バンドサークルに入ってて、そこのメインはコピーバンドの活動だったんだけれど、何となくオリジナル曲も作りたくなり、サークルとは別でバンド活動を始めたりした。

しかしそれも何というか、バンドメンバーとそんなに頻繁に集まる事もなく、一曲仕上がるか仕上がらないかで「自然消滅」してしまった。(ところで「自然消滅」って言葉すごく便利よね。僕も人生の節々で窮地に陥ったら「自然消滅」してしれっと消えたいものだ)

 


趣味という趣味も特になく、「映画を週に一本は必ず観よう!」と意気込んだ翌々週にはDVDを借りに行くことが面倒になり、白旗。

英語のショートストーリーが100篇掲載された本を買ってきて、「毎日1篇ずつ訳していくぞ!」と本を開けば、その数日後には本棚の奥の奥に。

写真だって撮ってる時は凄く楽しいけれど、いざ現像しに行こう、となると耳元で「飽く魔」の囁きだ。腰が段々と重くなってくる。むしろ現像なんて写真の醍醐味だけれどね。

 


そんな感じで総合的に僕の人生は「なあなあ」だ。

これからもずっとこんな感じでぼんやり過ぎて行きそうな気がするし、趣味だってちょっとしたスパイス程度だと思う。

だから一つ味に飽きたらまた味を変えるし、刺激にも飽きたら今度はすぐ甘いものに手を出すかもしれない。

 


果たして初っ端からこんなスタンスではありますが、皆様の人肌温度の閲覧数がきっとモチベーションに繋がりますので、本当に暇でやることの選択肢も潰えた時には、このブログを覗いてみてください。

宜しくお願いします。

 


ではまた。